経済産業省から出ている小規模事業者持続化補助金をご存じでしょうか。
今年度も実施している補助金ですが、令和3年補正予算案が経済産業省から示されましたが、今年度最大100万円だったのが、最大200万円に増額されています。
小規模事業者持続化補助金とは
小規模事業者の販路開拓等のための取り組みを支援する補助金です。
補助金の所管は経済産業省で、補助金の事務は各都道府県の商工会が行っていて、今年度も実施されています。
今年度の補助金の内容
今年度の小規模事業者持続化補助金は次の2つのコースに分かれています。
- 一般型 補助上限額 50万円(補助率2/3)
- 低感染リスク型ビジネス枠 補助上限額 100万円(補助率3/4)
補助制度の詳細は、東京商工会のホームページ(https://www.tokyo-cci.or.jp/covid-19/jizokuka/)からご確認ください。
ここでいう小規模事業者とは、以下の事業者を指しています。
【商業・サービス業】 常時使用する従業員の数が 5人以下
【宿泊業・娯楽業・製造業・その他】常時使用する従業員の数が20人以下
令和3年補正予算案の内容
経済産業省から発表された内容を見てみると、全部で次の4つのコースに分かれています。
- 通常枠 補助上限額 50万円(補助率2/3)
- 成長・分配強化枠 補助上限額 200万円(補助率2/3)
※ 赤字事業者の補助率は3/4 - 新陳代謝枠 補助上限額 200万円(補助率2/3)
- インボイス枠 補助上限額 100万円(補助率2/3)
通常枠は今年度と同じ50万円ですが、成長・分配強化枠と新陳代謝枠は倍増の200万円になっています。
さらに赤字事業者は補助率が3/4に優遇されるようです。
「成長・分配強化枠」の「成長」は事業規模の拡大、「分配強化」は賃上げのことです。
「新陳代謝枠」は創業や後継ぎ候補者の新たな取り組みを指しています。
詳細は、今後、随時発表されていく予定です。
開始時期等
記事執筆時点(2021年12月2日)では、開始時期は、令和4年以降の補正予算成立後しかわかっていません。
補正予算成立以降、補助金制度の詳細な対象要件、申請方法等が示されると思います。
補助金申請をお考えの方は、今年度の小規模事業者持続化補助金の概要を見ておくことをお勧めします。
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