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熱中症を正しく理解して暑い夏を乗り切ろう!

その他

今年も梅雨が明け暑い夏がやってきて、今日も各地で35℃以上の猛暑を記録しました。

熱中症予防で「こまめに水分を摂りましょう!」とよく言われますが、水分補給が万全の策なのでしょうか?

熱中症を正しく理解することが大切です。

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熱中症とは

熱中症の定義

まずは、熱中症の定義をWikipediaで見て行きましょう。

熱中症とは、暑熱環境下において人間の身体適応の障害によって起こる状態の総称である。

高温障害である。

熱中症のキーワードである”温熱環境”、”高温”が示す通り、兎にも角にも暑いということです。

熱中症の症状

次に熱中症と一言で言っても様々な症状がありますが、代表的なものをWikipediaから抜粋してみましょう。

失神、痙攣、疲労、射病、等々

いずれも””が付いているので、やはり暑いということですね。

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熱中症による救急搬送状況

昨年の夏期(令和2年6月から9月)の全国での救急搬送状況は次のとおりでした。

(総務省発表のデータによる)

1.救急搬送数  64,869人

1日平均540人の方が救急搬送されました。

総数の約60%が65歳以上の高齢者になります。

また、総数の約40%の発生場所が住居になっています。

2.救急搬送数の内、死者数  112人

1日平均1人の方が亡くなっているので、しっかり予防対策を立てる必要があります。

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熱中症の原理

ここからは、熱中症の原理を考えてみましょう。

人間の平熱をわかりやすく37℃として考えていきます。

自分の平熱が36℃の人は-1℃、35℃の人は-2℃で計算してみてください。

人間は生きていく上で、を発生させています。

心臓が血液を送り出すために動いたり、それ以外の臓器が動く時や、脳が働いている時にもを発生させます。

人間は体内で生成されたを体外に排出しないと、オーバーヒートしてしまいます。

体外に排熱する際に大きく関係してくるのが、外気温になります。

体温と外気温の関係を見て行きましょう。

気温が25℃の時(体温-12℃)

気温が25℃(体温-12℃)の時は、体温との温度差がかなりあるため、スムーズな排熱ができるので、普通の生活が可能になります。

この場合は、熱中症の心配はほとんどありません。

気温が29℃の時(体温-8℃)

気温が29℃(体温-8℃)の時は、体温との温度差が少なくなってしまうので、排熱が上手く行かなくなり、最小限の家事や、歩くなどの軽い動作が限界になります。

少しハードな動作をすると、排熱が追い付かなくなり、熱中症の危険が高まります。

気温が33℃の時(体温-4℃)

気温が33℃(体温-4℃)の時は、体温との温度差がほとんどないので、排熱がほとんどできずに、生きるだけが精一杯の状態になります。

かなりの確率で熱中症を引き起こしてしまうレベルです。

気温が37℃以上の時(体温±0℃)

気温が体温以上になると、排熱が全くできなくなるため、論外なのは言うまでもありません。

それでも、直ぐに熱中症にならないのは、人間の体は優れていて、多少の熱なら体内に蓄積させておくことができるからで、蓄積の限界を超えると当然ですが、熱中症になってしまいます。

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熱中症を予防するには

ここまで熱中症を見てきて、わかったと思いますが、熱中症予防に重要なことは、水分補給ではなく体温と気温の温度差になります。

水分補給は、汗で流れ出た塩分やミネラルの補給ができるので、汗腺が発達した方には効果的ですが、それでも体温と気温の温度差が変わる訳ではないので、根本解決にはなっていません。

つまり、熱中症予防に最も必要なことは、

気温25℃(体温-12℃)以下の涼しいところにいることです。

当たり前だよ!と思われるかもしれませんが、高齢者の中には、エアコンが嫌いや勿体ない等の理由で、真夏でもエアコンを使わずに生活する方が多く、そのため、熱中症になってしまう方が多いのも事実です。

電気代の節約の結果、熱中症になり、最悪、命を落とすなんてことは本末転倒です。

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まとめ

熱中症について見てきましたが、水分補給も効果はありますが、最も重要なポイントである体温と気温の温度差に着目して、暑い夏を乗り切って行きましょう!

 
暑い屋外にはできるだけ行かないようにしましょう!
室内にいて少しでも暑いと感じたら、ためらわずにエアコンを付けるようにしましょう!

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